医療用ウィッグのカラーの種類はどれくらいある?
医療用ウィッグも自分の好きな色で着用したいですよね。そこで気になるのが「カラーの種類はどのくらいあるのか?」です。ウィッグ全体として見ると、再現できる色は無限です。
しかしウィッグによっては自由に髪を染めることができないため、その場合は選択肢が限られます。
ウィッグは人毛と人工毛があることを知っておこう
ウィッグの基本知識として「人毛」と「人工毛」を知っておきましょう。
人毛は人の頭皮から採取した髪の毛です。パーマなどの加工がない天然素材のバージンヘアなど、同じ人毛でも違った素材があります。人毛は人の毛が元になっているため、カラーチェンジが可能です。
人工毛は「アクリル繊維」や「ポリエステル繊維」など、人工的に作られた髪の毛です。素材によって質感などに違いがあるため、実際にウィッグを見ながら選ぶのがセオリーです。人工毛は薬剤が染み込まないため、カラーチェンジができません。
医療用ウィッグは人毛タイプも人工毛タイプもあるので、選び方としてどのような毛が使われているのかは1つの注目ポイントです。また、人毛と人工毛をミックスしたウィッグもあります。
人毛のウィッグはカラーチェンジできる
人毛のウィッグを購入した場合、美容室などで髪の色を変えることができます。一般的に見かける色はすべて再現可能であり、そのクオリティは担当する人の腕次第といえるでしょう。
髪の毛の状態によっても色の変化に違いがあることから、なるべく希望に近い色を再現したいならプロに依頼するのがおすすめです。自分で髪を染めたときに思った以上に明るくなってしまう、なんてことがありますよね。髪を染めるときは薬剤を染み込ませる時間がポイントですが、髪の状態や質によって時間調整が難しいです。
また、1つのウィッグで何度も脱色すると髪が痛んでしまうので、これも考慮しておきたいポイントです。髪の毛は薬剤を使うほど痛んでしまいますが、新しい髪の毛が生えてきます。しかし、ウィッグはそれができないため、過度に薬剤を使用し続けるのはおすすめできません。特に高級なウィッグを購入した場合は、なるべく愛用し続けたいですよね。
1つの代案としては、カラー別で2つや3つほどのウィッグを購入しておくという方法があります。この方法なら、ウィッグが痛むこともありません。無理に何度もカラーチェンジをしてウィッグを買い替えなければならない状況を考慮すると、いくつかのウィッグを購入しておくほうがコスパが良いと考えることもできます。
人工毛のウィッグは指定されたカラーしか選べない
人工毛のウィッグは、薬剤を使ってカラーチェンジができません。そのため、仕様として用意されているカラーしか選ぶことができないので、ウィッグを選ぶときにオプションをチェックしておきましょう。
ウィッグによっては「黒」のみとなっているタイプがあれば「黒」と「茶色」を選べるタイプもあります。本当にウィッグによって選べる種類は様々なので、どのような選択肢があるのかをしっかり比較しておくことが大切です。
人気や実績からウィッグを探していくと、一般的に好まれる色合いが用意されていることが多いですよ。ランキング比較から医療用ウィッグを探してみると、希望に合ったウィッグを見つけやすいです。
医療用ウィッグのカラーは、全体的に見ると多くの種類があります。しかし、ウィッグによって「人毛」や「人工毛」など、毛の種類が異なることからカラーチェンジの可否が異なります。人毛は美容室などでカラーチェンジできますが、人工毛は薬剤が染み込まないからできません。
ウィッグを購入する際に毛の種類に注目しておき、人工毛のウィッグを選ぶならどのような色が用意されているのかを確認しましょう。また、人毛で髪を染める場合、やりすぎてしまうと痛んでしまうので注意が必要です。