トリートメントで大きく変わる!医療用ウィッグをサラサラに保つ秘訣
医療用ウィッグをサラサラな状態で保つためには、日々のお手入れが大切です。自宅や専門店でのトリートメントをはじめ、使用後のブラッシングや定期的な洗浄など、正しい方法でケアすることで長く綺麗に使い続けられます。今回は、医療用ウィッグをサラサラに保つ秘訣について解説します!
ウィッグは長ければ長いほど絡まりやすい
ウィッグは長さが長いほど絡まりやすくなります。医療用ウィッグを綺麗に保つ方法としてトリートメントはもちろん有効ですが、まずは日々のケアを丁寧に行うことが大切になります。
医療用ウィッグを使用したあとは、専用スプレーをふりかけて簡単なお手入れをしましょう。スプレーには消臭効果があるため、汗の臭いを取り除いてくれます。そのあとはウィッグをスタンドにかけ、霧吹きで全体を濡らして目が粗いブラシでとかしてください。このとき、絡まった毛先をほどくイメージでとかすのがポイントです。ブラッシング後は直射日光の当たらない場所でスタンドにかけたまま乾かせばOKです。
毎日のケアにプラスして、定期的にウィッグを洗浄して汚れを落とすようにしましょう。洗浄は常時着用している人でも7〜10日に一度ほどで充分です。また、乾燥が気になる季節には静電気抑制スプレーを使用したり、専門店でトリートメントをしてもらえるサービスもあります。ウィッグを快適に着用できるよう、ウィッグの状態や季節に合ったケアをしてくださいね。
ウィッグのケアには専用のものを使おう
ウィッグをかけておくスタンドや洗浄に使用するシャンプー・トリートメント、ブラシなどのケア商品は、ウィッグ専用のものを使用するようにしましょう。専用のものを使うことによって、ウィッグをサラサラな状態で長く保つことができます。また、なかには地毛にもウィッグにも使用できる洗い流さないトリートメントなども販売されています。毛のゴワつきや絡まりを防いで自然なツヤを与えてくれるため、毎日のケアに取り入れてみるのもよいですね。
ウィッグのタイプによって洗い方が異なる
先述の通り、ウィッグをサラサラに保つためのケアとして、定期的に汚れを洗浄する必要があります。ここでは、ウィッグのタイプ別に洗い方を解説します。
◾︎合成繊維(アクリル系・ポリエステル)
アクリル系・ポリエステルが使用された合成繊維の場合は、
①シャンプー
②トリートメント
③乾燥
④ブラッシング
洗浄には水を使用しますが、ポリエステルであれば30〜40℃程度のお湯洗いも可能です。
◾︎合成繊維(ポリアミドとポリエステルのミックス)
ポリアミドとポリエステルが使用された合成繊維の場合は、
①シャンプー
②すすぎ
③乾燥
④コーティング
コーティングでは、キュアコートをまんべんなく吹きかけてブラッシングしてください。
◾︎合成繊維と人毛のミックスヘア
合成繊維と人毛のミックスヘアの場合は、
①シャンプー
②トリートメント
③乾燥
④ブラッシング
ブラッシングの際は半乾きの状態で毛の流れやスタイルを整え、そのまま室内で自然乾燥させましょう。
◾︎人毛
人毛の場合は、
①シャンプー
②トリートメント
③乾燥
④スタイリング
スタイリングにはドライヤーやカーラーを使用するため、専用のセットスタンドがあると便利です。
今回は、医療用ウィッグをサラサラに保つ方法についてご紹介しました。ウィッグは適切なケアを行うことによって、購入したときの綺麗な状態が長続きしてくれます。使い続けるうちに毛先が絡まりやすくなったり艶がなくなってしまったら、専門店でトリートメントをお願いしてみましょう。今回の記事を参考に、お手持ちのウィッグに合ったケアをしてくださいね!