敏感肌でも使用できる医療用ウィッグはある?
医療用ウィッグは脱毛中に頼れるアイテムとして、特に女性の愛用者が多くなっています。脱毛部分をカバーできますが、装着することで肌荒れや炎症が起きてしまう人もいます。特に敏感肌の人は肌に優しい素材でも刺激を受けやすいので注意が必要です。ここからは、肌が弱い人も安心して装着できるウィッグについて書いていきます。
肌の弱い人はインナーキャップを用意しよう
医療用ウィッグがあれば、抗がん剤治療や脱毛症で髪を失った人も好きな髪型を楽しむことができます。最近は高品質で低価格のものも増えており、デザインも豊富になりましたので選ぶ楽しみも増えています。
とはいえ、やはり本物の髪と同じというわけではなく、暑さやムレを感じる人や頭皮に刺激を感じる人もいます。それゆえ、選ぶときはできるだけ通気性が良く軽く、肌に優しいタイプを選んでおくことがおすすめです。
敏感肌の人はウィッグが頭皮に刺激を与えてしまうこともありますが、その理由としてはベース部分の化学繊維やネットが影響していることがあげられます。せっかく購入したウィッグは無駄にすることは避けたいところですが、もしもウィッグが合わないと感じたらインナーキャップを購入することもおすすめです。
インナーキャップはコットンなど肌に優しい素材で作られていますので、着用しておくとウィッグが直接頭皮に当たらなくなるので刺激を抑えることができます。そして、頭皮への刺激を防ぐだけではなくウィッグや帽子のずれを防ぐのにも役立ちますし、就寝中のナイトキャップとしても活用できます。
化学繊維を使わないウィッグを選ぼう
敏感肌の人が安心して医療用ウィッグを装着するなら、より敏感肌のことを考えて作られたタイプを選ぶこともおすすめです。
ベース部分は、多くのウィッグでは化学繊維が使われていますが、最近ではベース部分に化学繊維を使わずにオーガニックコットンなどの天然素材を使っているメーカーもあります。この場合であれば、インナーキャップを用意する必要もなくより快適な装着が期待できます。
肌に優しい素材であっても、すべての人に合うとは限りませんので、購入前は試着をしておくと安心です。お店が近くにある場合は、来店で試着することもできますし、最近は自宅で試着できるサービスを提供する業者も登場しています。試着の際は見た目の良さはもちろん、長時間でも無理のない装着ができるか確認しておきましょう。
手軽に装着できる医療用の帽子も活用しよう
医療用ウィッグはフルウィッグタイプが多くなっていますが、敏感肌の人がより無理なく装着するのであれば医療用の帽子も活用してみましょう。こうした商品は帽子の周囲を囲むようにウィッグが縫い付けられているのが特徴的です。
大部分が帽子なので、頭皮への負担もかなり抑えられていますし、前髪やサイド、後ろ部分には髪があるので見た目も自然です。この場合も、帽子部分はできるだけ肌に優しい素材を選ぶこと、ウィッグも人毛のものを選んでおくとより快適な装着が期待できます。帽子をかぶるように気軽に装着できるのもこのウィッグの良いところです。
医療用ウィッグは髪を失ったときはとても便利な存在ですが、敏感肌の人は頭皮への刺激を受けやすい傾向にあります。それゆえ、選ぶ際はできるだけ肌に優しいタイプを選んでおくことが大切です。
ベース部分が天然素材になっているものや、大部分が帽子になっているものは頭皮への刺激も抑えられています。すでに購入しているウィッグが合わないという場合は、自然素材のインナーキャップを利用すれば頭皮への刺激もかなり抑えることができますので、こうした商品も活用してみましょう。