医療用ウィッグのケア用品の価格帯について
医療用ウィッグを長持ちさせるためには、専用のケア用品を使ってお手入れする必要があります。しかし、ケア用品は消耗品も多いため、医療用ウィッグを最善の状態でキープするにはどれぐらいの費用が掛かるのか気になりますよね。そこで、基本的な医療用ウィッグのケア用品の特徴とともに、それぞれの価格帯についてご紹介しましょう。
医療用ウィッグ専用のシャンプー&コンディショナー
頭皮は最も汗をかきやすい場所でもあるため、医療用ウィッグを装着していると汗や皮脂が付着してしまいます。そのため、定期的にシャンプー&コンディショナーで洗わなければなりません。洗わずに使用すると雑菌が繁殖して清潔に使用できなくなるので、1週間から10日に1回のペースで洗うのがマストです。
医療ウィッグをケアするための専用シャンプー&コンディショナーの価格帯は、それぞれ1,500円から2,000円が相場です。両方を揃えると、3,000円から4,000円という計算になります。一般的なシャンプー&コンディショナーの相場よりは少し高くなりますが、そこまで負担の大きい金額ではないといえるでしょう。
また、医療用ウィッグは人毛と人工毛をミックスして作られているものが多いため、普通のシャンプー&コンディショナーでは毛質が悪くなる恐れがあります。美しくつやのある状態を保つために、専用のものを使うようにしましょう。
医療用ウィッグ専用の静電気防止ブラシ
医療用ウィッグを長持ちさせるためには、着用前後にブラッシングをして埃を落とすことが大事です。しかし、普通のブラシでブラッシングをすると静電気が起きて炒めてしまう恐れがあるため、静電気防止効果のあるものを使うのがベストです。静電気防止ブラシの価格帯は、600円から1,300円が相場となります。
プラスチック製や木製、金属製などいろいろな素材があるので、ウィッグとの相性も考えて選ぶのがよいでしょう。目の詰まったものよりも、ゆとりのある目詰まりのもののほうが、毛も絡まりにくく上手にブラッシングできます。最も使いやすいとされているのはクッションブラシで、埃を落とすだけでなくスタイリングするのにも最適です。
梳かす時は根元から毛先に向けて一気に梳かすのではなく、毛先の方から少しずつ絡まりを解くようにブラッシングするのがコツです。また、ブラッシングしすぎるとふわふわになり、ボリュームが出すぎてしまうこともあるので気をつけましょう。
医療ウィッグ専用のウィッグスタンド
医療用ウィッグを着用し終わったら、ウィッグスタンドに設置して保管するのがベストです。そのままフックにかけたり、脱いだままテーブルの上などに放置しておいたりすると、型崩れの原因となってしまいます。ウィッグスタンドは頭の丸みに合わせた形状となっているので、本来あるべき姿のまま保管できます。
また、毛に変なクセがつく心配もありません。ウィッグスタンドの価格帯は、ハンガータイプのものは700円から1,500円が相場で、コルクや発泡スチロールなどの素材で作られたマネキンタイプのものは、2,000円から3,000円が相場です。一度購入したら長期間使用できるので、お手ごろな価格といえるでしょう。
ウィッグスタンドはウィッグを保管するだけでなく、シャンプーした時に乾かしたり、スタイリングしたりする時にも使用できます。ペットボトルなどで代用する人もいるようですが、最善の状態をキープしたいと考えるのなら代用品ではなくウィッグスタンドを使用するのがおすすめです。
医療用ウィッグはそれ自体が高級品ですから、できる限り長持ちさせたいものです。専用のケア用品はお手頃価格で購入できるものばかりなので、きちんと揃えて最善の状態で保管したいですね。オンラインストアなどを覗き、よさそうなものを選んでみてはいかがでしょう。