医療用ウィッグを長持ちさせる方法って?
医療用ウィッグに関しては、安価なものではないことから、保有している愛着がある医療用ウィッグを僅かでも長持ちさせたいものです。
そのため長持ちさせるキーポイントについてしっかりと理解することが非常に重要になります。
手入れに関しては日常的に行うことが理想的
医療用ウィッグと耳にすれば、自分自身の毛髪のように毎日のように手入れをすることが求められないのでは、と考えている人もいるかもしれません。
そう考えているのは、おそらくウィッグは人工のものと意識することがあるからかもしれません。
しかしながら現実的には、自分自身の毛髪と同じ要領で常日頃の手入れが求められます。
その要因の一つは、素肌に対してダイレクトに接触するものだけにクリーンさが大事だからです。
従ってダイレクトに頭部の肌に接触するインナーキャップにつきましては、まめに洗う必要があります。
洗うことを通じてばい菌が落ちますので、頭部の肌の痒みなどを発生させません。
手入れが求められる2番目の要因は、ウィッグを可能な限り長持ちさせるためです。
どんなことでも手入れがよければ長持ちさせることができます。
医療用ウィッグについては利用期間が限定されている一方で、非常に長いケースでは数年必要なことも可能性としてあります。
そのため、手入れが良くないと、それに見合う期間の利用に耐えられなくなるリスクがあるためです。
内側についている汗を拭い去ることが重要
医療用ウィッグのメインテナンスのファーストステップは、外した際に内部についた汗を拭き取ることがあげられます。
このような場合は乾いたものでなく、非常に強く絞り込んだタオルなどを利用するのが効果のある方法といえます。
このやり方なら汚れのみならず、合わせて臭いについても取り除いてくれるからです。
さらに欠かすことができないのがシャンプー及びリンスになります。
医療用ウィッグについてはかりに人毛100パーセントであっても、根元は頭部の肌を離れているのですから、当然血は通ってないと言えます。
そのことから人の髪自体とは違います。
要するに、ウィッグを可能な限り長持ちさせるには、人毛のみに適したものより人毛及び人工毛の双方で利用することができるシャンプーやトリートメントのほうが適しています。
また頻度については、ウィッグの利用頻度にも影響されますが1週間に1度くらいが適正と考えられます。
それ以上の頻度だと、ウィッグを傷つけることが考えられます。
シャンプー及びリンスの手順とポイント
さらに洗い方に関してですが、第一に水に付ける前にブラッシングを実施して表面の部分の埃を取り去ったり毛の絡みをほぐすことが重要になります。
そのあと、お湯のシャワーを活用することによってウィッグを濡らします。
それが終われば次は洗い桶などにお湯を貯め、ウィッグを浸し押し洗いすることになります。
この際の押し具合に関しては軽いものである必要があります。
それが終了するとウィッグをお湯から上げ桶のお湯を変更します。
その次には、お湯へシャンプーを流し、さらにウィッグを浸し洗うことになります。
こうした場合も手すきでソフトタッチの状態で行わなければいけません。
その後はお湯を変更してリンスになります。
この時は1~2分浸すのみで良いでしょう。
それ以降は水気を切り、その後乾き切ったタオルを利用することによってさらに水分を除きます。
因みに、乾燥にはドライヤーは推奨できません。
熱がウィッグを傷付ける恐れがあるためです。
医療用ウィッグについては、適正な使用方法を守ることを通じて、買った時の美しい状況を保持することができます。
愛着がある医療用ウィッグを少しでも良好な状況の中で使用するために、手入れのポイントをしっかりと理解し常日頃から実践することが大事になります。