医療用ウィッグは就寝時も着用可能?取り外し後のお手入れ方法も解説!
医療用ウィッグを就寝時にも着用してよいのかわからないという方も多いと思います。そこで、今回は就寝時に医療用ウィッグを着用可能かどうか、さらに取り外し後のお手入れ方法について解説していきます。医療用ウィッグを検討されている方は、きっと参考になるので、ぜひご一読ください。
医療用ウィッグは就寝時も着用可能?
医療用ウィッグは就寝するときも着けたままにしておいてよいのか疑問に思う方も多いでしょう。結論からいうと、就寝時はウィッグを取り外しておいたほうがよいです。というのも、ウィッグを着用したまま就寝すると、傷みの原因になってしまうからです。たとえば、枕や布団と摩擦することで、表面が傷むだけでなく、静電気が発生してしまうことがあります。ウィッグは静電気に弱い性質を持っているため、劣化が進んでしまうでしょう。
さらに、寝ぐせが付いてしまう可能性があるので注意が必要です。そのため、就寝時はウィッグを取り外すことをおすすめします。もちろん、就寝時も脱毛が気になる方がほとんどでしょう。
そこで、おすすめなのが就寝用の帽子です。就寝時専用の帽子は締め付け感がなく、肌触りがよいのが特徴です。さらに、頭を保温できる効果があるので、安眠効果が期待できます。そのほか、ヘアキャップを使用される方も多いです。ヘアキャップであれば、脱毛時に毛が布団や枕に付くことを防げるので、活用している方も多いでしょう。とくに抗がん剤治療などを受けている期間は、副作用によって脱毛が起きる可能性があります。そのため、治療中はヘアキャップを使用する人も少なくありません。
自宅にいる時の過ごし方のポイント
就寝時だけでなく、自宅にいる時も極力ウィッグを取り外しておいたほうがよいでしょう。ウィッグは使用時間や使用状況によって寿命が大きく変わります。そのため、自宅であればウィッグの代わりに帽子を被る方も珍しくありません。最近は締め付け感がなく、縫い目も気にならないタイプの帽子があるので、着け心地がよいものを選ぶのがおすすめです。また、帽子を被っていれば、急な来客でも対応できるので非常に便利です。帽子を被っていれば、ウィッグが劣化するのを防ぐことができ、ウィッグの寿命を延ばすことができます。
取り外した医療用ウィッグのお手入れ方法
ウィッグを取り外した後は、表面について汚れやホコリを丁寧に洗い流してブラッシングすることが大切です。ただ、水をつけすぎるとウィッグが傷んでしまうため、シャンプーをする場合は少量の水で素早く洗い流しましょう。また、シャンプーをしない場合は、専用のスプレーを使用して表面の汚れを拭き取ります。そして、ヘアオイルやトリートメント、エッセンスなどを使って表面をコーティングします。
そして、ウィッグを保管するときは専用のスタンドにかけて保管することをおすすめします。ウィッグを取り外したまま放置しておくと、型崩れが起きたり、毛が傷んだりしてしまうため、しっかりとスタンドを使って保管しましょう。さらに、静電気防止スプレーなどを吹きかけておくのも効果的です。とくに冬場は静電気が発生しやすく、ウィッグにとってもよい環境とはいえません。そのため、専用スプレーなどを使用して静電気対策を行うこともおすすめです。
医療用ウィッグはなるべく就寝時に使用しないほうがよいでしょう。就寝時に使用すると、枕や布団と摩擦して、毛が傷んでしまいます。また、型崩れが起きたり、毛が絡まってしまったりするため、就寝時は取り外すことをおすすめします。また、自宅にいるときも可能であれば取り外しておいたほうがよいでしょう。ウィッグの代わりに帽子やバンダナを使用している人も少なくありません。ただ、ウィッグを取り外したら専用のスタンドなどにかけて丁寧に保管することが大切です。スタンドを使用せずに保管しておくと型崩れの原因となるため、必ずスタンドを使って保管しましょう。