医療用ウィッグのメンテナンスは毎日行うべき?
ウィッグのケアの頻度で悩んでいる人もいるかもしれませんが、このケアには適切な頻度があります。適切な頻度でメンテナンスをすることで、長く快適に使用することができます。
ここではケア方法について紹介していますので、悩みもすぐに解消できるでしょう。
医療用ウィッグは毎日ケアした方がいいの?
医療用ウィッグを活用している人の中には、どの程度の頻度でメンテナンスをしたらいいのかと気になっている人もいるでしょう。一般的な目安としては60時間着用したら1回シャンプーを行うのが良いとされています。この頻度からもわかるようにウィッグのシャンプーは、毎日行う必要はありません。
ただ、ケアの頻度はワックスやスプレーを使用しているかどうかで違ってきます。ウィッグのセットでワックスやスプレーを使用している人も多いかと思いますが、このような場合には一般的な目安よりも短い頻度でケアすることが大切です。適切な頻度でケアすることによってウィッグのダメージを減らすことができて、長持ちさせることにもつながります。
それなら、毎日ケアした方が良いのではと思う人もいるかもしれませんが、毎日洗うと逆に劣化を早めてしまう原因になります。大切なウィッグを長く使うためにも適切な頻度でケアをすることが大切です。
シャンプーは使われている素材によって変えよう
シャンプーをするときには、スーパーなどでも売られている普通のシャンプーでも良いのかと疑問を感じている人もいるのではないでしょうか。
このシャンプーは、人毛を使っているのかそれとも人工毛なのかによって変えると良いでしょう。人毛の場合には中性のアミノ酸系シャンプー、人工毛ならウィッグ専用のシャンプーがおすすめです。人毛であれば普段使っているシャンプーでも使用可能ですが、人工毛では専用のシャンプーを使う必要があります。
ウィッグによっては、人工毛と人毛がミックスされたタイプもあります。このようなケースでは、専用のシャンプーを使うと安心です。このように、使われている素材によってケア方法は異なります。取扱説明書には、正しいケア方法なども明記されているので、長く活用するためにも正しい方法でケアをするようにしましょう。
シャンプー以外のケア方法での注意点をご紹介
シャンプーをした後にはどのように乾かしたらいいのかと思う人もいるのではないでしょうか。ドライヤーを使用可能かと疑問を感じますが、これは素材によって異なります。
内側のネットが濡れてしまった場合にはドライヤーで乾かすことも可能ですが、表面の毛の部分では、耐熱性があるかどうかで使えるかが違ってきます。耐熱性があればドライヤーを使ってもかまいませんが、非耐熱性であればドライヤーの使用は避けます。
一般的な乾かし方としては、ウィッグスタンドを使ったりS字フックに引っ掛けたりして自然乾燥させる方法です。耐熱性があるかどうかがわからないときには、無理に乾かそうとするのではなく自然乾燥することをおすすめします。
乾燥させた後のブラッシングでは、静電気が起きやすい人工毛は金属製のブラシを使います。このように、シャンプーだけでなく、メンテナンスをするときにはさまざまな点に気を付ける必要があります。
慣れないうちは面倒と感じるかもしれませんが、何度かケアすればすぐに慣れます。大切なのは、初めから正しいケアをすることです。しっかりと説明書などを呼んで、ケアするときには説明書などと照らし合わせながらゆっくりとケアを行いましょう。
ウィッグは、毎日ケアをするのではなく、使用頻度や使い方によって適切な間隔で行うことが大切です。シャンプーは使われている素材によって適切なモノを使いましょう。シャンプーだけでなく、乾かし方、ブラッシングにも適切な方法があります。
ウィッグは素材によって適切なケアがあり、正しいケアをすれば長く使用することも可能です。悪いケアをすれば劣化を早めることにもなりますし、装着したときに不快な思いをするかもしれません。良いケア方法で、良い状態を保って長く快適に使用しましょう。