部分用医療用ウィッグの注意点
怪我や病気、また病気の治療の過程で髪の毛を失ってしまうことがあります。
今まであった髪の毛がなくなってしまうことは精神的にかなりこたえます。
それが女性ならばなおさらです。
そんな時に強い味方になってくれるのが、医療用ウィッグです。
様々な種類があり、部分用医療用ウィッグだけでも相当な種類があります。
しかし、ただ装着すれば良いというものではなく、いくつか注意点も存在します。
部分用医療用ウィッグはできれば事前に準備
思いかけないタイミングや不慮の事態で髪の毛が脱毛してしまう場合はしょうがないですが、例えば薬の副作用で脱毛が起こることが事前に分かっていれば、事前の準備をしましょう。
部分用医療用ウィッグは、頭皮の保護に役立つことはもちろん、精神的な苦痛や不安を和らげる上でも高い効果を発揮します。
そのため、脱毛の可能性が高い時は事前の備えがカギになります。
脱毛の前に医療用ウィッグを準備することで安心感が生まれ、治療に専念できるというメリットは大きいです。
生活の質を維持するためにも、医療用ウィッグは患者さんができるだけ普段通りの生活に早く戻れるサポートをしてくれます。
早い準備のためには、どのようなタイプのウィッグが自分に合っているのかをある程度知っておく必要があります。
最も簡単な方法は、脱毛前の自分の髪型と出来るだけ似たものを探しておくことです。
髪型が一緒なら、違和感はそれだけ少なく済みます。
形だけではなく、色やまとまり具合・風合いなども選択できるので、出来るだけ細かく把握しておくことが大切です。
価格と出来栄えのバランスを考えて選ぶ
部分用とは言え、医療用ウィッグには高額なイメージがあります。
費用のことを考えて医療用ウィッグをつけることを躊躇する人は少なくありません。
確かに、安い買い物でないですが、近年では様々な種類の医療用ウィッグが発売されており、価格面でも選択する幅は広がっています。
既製品からセミオーダー・フルオーダーまであり、それぞれがまた細かく分かれていることも多いです。
材質にも人毛や人工毛、それらを合わせたミックス毛などの種類があります。
フルオーダーで人毛を使って作成すれば見た目にも不自然さは感じられませんし、耐久性も良いです。
しかしその分価格も当然高くなるため、どこまで予算をかけられるのかをよく考えて選ばなければいけません。
価格面のみを考えて選ぶ人もいますが、購入した後で後悔することもあります。
既に出来上がったものを選ぶため、細かいサイズ調整や髪全体を後から整えるのは難しく、毎日少しずつストレスが溜まってしまいがちです。
それぞれのメリット・デメリットを正しく知ることから始めると良いです。
実際の装着を具体的に想定しておく
部分用医療用ウィッグを選ぶ時、脱毛が始まる前にある程度の目星をつけておくことは重要ですが、実際に試着をしておくことも大切です。
使用感を確かめておかなければ、後々後悔をすることになりかねません。
形や風合いが良くても、装着していて常に違和感があったり、サイズが合っていないとストレスになります。
髪の毛がある脱毛前の状態で試着をしてもイメージが湧きにくいと考える人もいますが、やっておくのとおかないのでは選び方にも違いが出ます。
恥ずかしがらずに試着をしておくことが重要です。
意外と長い期間、部分用医療用ウィッグのお世話になる人は少なくありません。
そのため、アフターフォローはとても重要です。
親切で親身になってくれること、購入した後もメンテナンスなどをしっかり対応してくれるところを最初から選んでおけば、安心して医療用ウィッグを使うことが出来ます。
試着を通してそれらを判断することが出来ます。
手入れ次第で長持ちさせることが出来るため、購入後のケアに注力するのは部分用医療用ウィッグを使用する上で大きな注意点です。