アイロンを使ってウィッグをアレンジすることはできる?できない?
「ウィッグでいろいろなアレンジを楽しみたいけど、ヘアアイロンやコテは使用できるの?」と疑問に感じたことはありませんか?その答えはウィッグによって違っており、熱に弱いウィッグにヘアアイロンやコテを当てると毛が縮んでしまう場合もあります。今回は耐熱・非耐熱ウィッグのそれぞれの特徴と、見分け方について解説します!
ウィッグには耐熱と非耐熱がある
ウィッグをヘアアイロンでアレンジできるかどうかは、そのウィッグが耐熱であるか、非耐熱であるかによって変わります。耐熱ウィッグと非耐熱ウィッグについて、それぞれの特徴を解説します。
・耐熱ウィッグ
耐熱ウィッグはその名の通り熱に強く、ドライヤーはもちろんヘアアイロンやコテを使用してのアレンジも楽しめます。巻き髪ができることでアレンジの幅もぐっと広がり、1つのウィッグでさまざまなヘアスタイルを楽しむことができます。
また、毛材に耐熱コーティングが施されているためブラシの通りがよく、ウィッグ特有の毛先の絡まりも起こりにくいです。見た目も自然で使い勝手がよいですが、その分価格は少し高めです。
・非耐熱ウィッグ
非耐熱ウィッグは耐熱コーティングが施されておらず、ヘアアイロンやコテは使用できません。アレンジをする場合は、スプレーやムースで固める程度にしておきましょう。
耐熱ウィッグと比較すると価格は安いですが、静電気が起こりやすい、絡まりやすいといったデメリットもあります。絡まりが気にならない長さであればよいですが、ロングヘアのウィッグなどは取り扱いにも注意が必要です。
耐熱か非耐熱か分からないときは?
手持ちのウィッグが耐熱・非耐熱のどちらであるか分からない!という人も多いですよね。ここでは、耐熱ウィッグと非耐熱ウィッグの見分け方を3つご紹介します。
・メーカーの確認
メーカーの中には耐熱ウィッグのみを取り扱っているところも多いです。ウィッグを確認してメーカー名が記載されていれば、一度インターネットで検索してみてください。これが最も確実な方法ですが、メーカーが分からなかったり、耐熱・非耐熱の両方を製造しているメーカーであった場合には、以下で紹介する方法を試してみてください。
・︎毛を1本だけ抜いて試す
ウィッグの毛を1本だけ抜き、実際にヘアアイロンやコテで熱を当ててみましょう。問題なくカールがつくようなら耐熱、毛が縮んでしまうのであれば非耐熱である可能性が高いです。
・コーティングのツヤ感を確認
こちらは確実な方法ではありませんが、耐熱コーティングの有無はある程度見た目から判断できることもあります。
耐熱コーティングが施されているウィッグの場合、不自然なテカリ感がなくナチュラルなツヤが特徴となります。一方で、非耐熱ウィッグは化学繊維特有のテカリが目立つ場合が多く、物によってはツヤが不自然に見えることも。
すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、このような特徴が強く出ていれば見た目で確認することもできます。自信がない人は、やはり1本だけ熱を加えてみるのがおすすめです。
購入店舗に依頼したり、カーラーで巻く方法もおすすめ
ウィッグで巻き髪アレンジを楽しみたい場合は、購入店舗に依頼したり、カーラーを使用するのもおすすめです。非耐熱ウィッグはもちろん、耐熱ウィッグであってもヘアアイロンやコテの使用が頻繁であったり、温度が高過ぎると傷みの原因となってしまいます。
カーラーを使用する際は軽く濡らした状態にしてから巻きつけ、翌朝までそのままの状態で乾かしておきましょう。ドライヤーの風を当てる場合は15センチほど離して乾かすことで、毛材が傷みにくくなりますよ!
今回は、ヘアアイロンやコテでウィッグのアレンジが可能かどうか、その見分け方についても解説しました。手持ちのウィッグが耐熱であった場合でも、毎日のように高温の熱を加えてしまうのはあまりよくありません。
日によってカーラーを使用するようにしたり、帽子やヘアアクセサリーで簡単なアレンジを取り入れるのもおすすめですよ。お出かけの日にだけヘアアイロンを使うなどの工夫をして、さまざまなアレンジを楽しんでくださいね!