医療用ウィッグは種類が豊富!好きなヘアスタイルを選ぼう
抗がん剤治療などによって髪の毛が抜けるのは、女性にとって大きなダメージを与えるものです。
脱毛を隠すために帽子やバンダナを活用する人も多いですが、中でも医療用ウィッグは精神面での効果も高いと言われています。
最近は様々な種類が出ているので、予算はもちろん、自分好みのヘアスタイルで選んでみても良いかもしれません。
既製品からフルオーダーまでタイプも様々
医療用ウィッグは既製品、セミオーダー、フルオーダーの中から選ぶことができます。
最もお手頃なのが既製品で、カタログなどを見て購入出来るようになっています。
他に比べて安いのがメリットですが、気に入ったものが自分の顔や頭のサイズに合っているとは限らず、また長さや量も調整出来ません。
セミオーダーはほぼ完成形のウィッグから好みのものを選び、そこから気に入るデザインにカットし、頭に合うように微調整する事も出来ます。
そして最も質が良いのがフルオーダーの医療用ウィッグとなります。
好みのヘアスタイルはもちろん、髪質や量なども好みに合わせてオーダー出来るため、納得のいく製品に仕上げられるという訳です。
全て自分好みに作ったものなので既製品やセミオーダーに比べても満足度が高いですが、価格は安くても30万、高ければ80万以上かかるケースもあります。
また、完成するまでに1ヶ月以上を要するので、すぐにでも手に入れたい場合は困るかもしれません。
いずれもメリットとデメリットがあるので、自分がどの部分を重要視するかがタイプ選びのポイントになります。
人毛、人工毛、ミックス毛の特徴について
医療用ウィッグの材質は主に人毛、人工毛、ミックス毛の3種類が使われています。
最も質感が良いのが人毛で、高価なのはネックですがヘアアイロンでアレンジを楽しめたり、パーマをかける事も出来ます。
洗髪によってスタイルはリセットされますが、自分の髪をお手入れするのと同じように扱えるので、よりナチュラルに見せられるかもしれません。
人工毛は安い価格でスタイルもキープしやすいという特徴があります。
ずっと同じ雰囲気でも良いなら問題ないですが、人工毛はシャンプーやカラー、パーマなどはする事が出来ず、また耐久性は人毛に比べると劣ります。
そして人毛と人工毛を混ぜ合わせたものがミックス毛です。
人毛と人工毛の間の価格で販売されており、洗浄してもヘアスタイルがキープ出来る、カットのアレンジも出来るなど、両者の評価されているポイントが取り入れられています。
ちなみにミックス毛はカラーやパーマが出来ないものがほとんどですが、アイロンでスタイリングする事は可能で、形状記憶出来る人工毛も混ざっているので、スタイリングの持ちも良いというメリットがあります。
医療用ウィッグはいろんな髪型が楽しめる!
女性にとって髪は命ともいわれるほど象徴的な存在です。
抗がん剤など薬の影響で脱毛が始まると、もうオシャレは楽しめないと絶望的な気持ちにもなりますが、医療用ウィッグを上手に活用する事で、その悩みも解消されます。
髪の長さによって女性は雰囲気が変わり、ショートとミディアム、ロングを全て揃えて、その日の気分によって替えることもできます。
例えばショートの場合は髪が短い分、とにかく軽くてセットも楽、そしてお手入れしやすいという利点が挙げられます。
ミディアムは幅広い年齢層の方から人気があるヘアスタイルで、重すぎず軽すぎず、顔の形に関係なく合わせやすいヘアスタイルといえます。
普段使いはもちろん、フォーマルまでどんなシーンにも使いやすいです。
そして女性にとって憧れとなるのがロングヘアです。
ストレートにしてもカールにしても女性らしさがアップし、オシャレ上級者が楽しめるヘアスタイルです。
もちろん医療用ウィッグは一つ持っておくだけでも十分なのですが、いろんな種類を持っておくと、普段のオシャレとはまた違う楽しみ方も出来て、治療に対しても前向きな気持ちになれるかもしれません。