髪の毛を寄付して医療用ウィッグを作ろう
髪の毛の寄付が求められており、31cm以上あれば寄付することができます。
そうして提供された髪の毛は子ども用の医療用ウィッグになり、できあがったものは病気の治療などで髪の毛が抜けてしまった子どもたちへ無料で提供されています。
最低31cm以上の長さがあれば可能な髪の毛の寄付
病気の治療中や治療のために使用した薬の副作用などのために髪の毛が抜けてしまった子どもが大勢いますが、その子どもや親御さんたちが医療用のウィッグを求めています。
子どものための医療用ウィッグを作るには、最低で31cmの髪の毛が必要になります。
寄付を考えた場合には31cm以上は髪の毛を伸ばさなくてはなりません。
それだけ髪の毛を伸ばすのは並大抵のことではないでしょう。
毎日数ミリ程度しか伸びない髪の毛を31cmまでというのはかなりの根気を必要としますが、その間パーマをかけたり染めたりすることは何の問題もないそうです。
もちろん白髪でも差し支えないとされています。
ひとつのウィッグを作るために必要な人数
髪の毛を長く伸ばすことはかなり根気のいることです。
いくらこまめにシャンプーをしていても、ショートとロングではお手入れの時間にも差が出ます、長い髪の毛を維持することはそれだけ大変なことだと言えるでしょう。
ですから寄付といっても気楽にできることではないと自覚して、しっかりとした意志を持つことが重要です。
長い髪がうっとうしいと感じてもなんとかやり過ごすという覚悟も必要でしょう。
1人分の医療用ウィッグを作るには20人から30人分の31cm以上の髪の毛を必要とします。
ということは、それだけの人数の根気のある人が求められているとも言うことができます。
しかも、それでもたった1人分しかできないということは計り知れないくらいの人数が必要だという認識を誰もが持つべきなのかもしれません。
加えて、寄付は病気の子どものための子ども用の医療用ウィッグになるということを忘れないようにすること、無償で贈られるということもしっかり認識しておくべきでしょう。
どんな髪の毛でも決まった長さになれば役に立つということを把握しておけば、多少の面倒くささもある程度は軽減されるのではないでしょうか。
送るためには多少の手間がかかるカット
ウィッグが作れるだけの髪の毛が伸びて、いよいよ寄付ができるようになったときには、美容室でカットしてもらうのが一般的ですが、髪の毛の寄付に関して賛同している美容室でカットしてもらうほうがいろいろと作業手順もわかっているのでスムーズに進むようです。
寄付するためのカットは普通のカットよりも手間がかかるので、行きつけの美容室がそうでない場合には美容師さんに訳を話して理解してもらうと良いでしょう。
また簡単ではないし手間もかかりますが、自分でカットして送ることもできます。
正しくカットされていて、きちんと束ねてあれば大丈夫です。
自宅で切る場合は、長さを決めていくつかの束に分けてゴムでとめてから切ります。
切っても束はそのままで梱包します。
この髪の毛の束の太さによって1㎝から2㎝くらい長くカットすることを覚えておきましょう。
また、くせがある髪の毛はくせを伸ばした状態で長さを測ります。
髪の毛を送るには簡易な包装で送るように求められています。
段ボールに入れたりする必要はありません。
届いた先で手間がかからずに簡単に開封できるようにすることが大切です。
これはあくまでも寄付、善意の行動だということを忘れないでおくことが大切です。
送付した先から届いた旨のお知らせやお礼などは原則として行ってはいません。
子どもの医療用ウィッグを病気の治療などで髪の毛がなくなってしまった子どもたちに無料で贈る活動があります。
使用するのは寄付された髪の毛で31cm以上の髪の長さが必要です。
白髪でもパーマがかかった髪の毛でも長ささえあれば送ることが可能です。