髪の毛は美容院で医療用ウィッグとして寄付できる?
髪の毛が長いけれど、短くしたくなることもあります。せっかく伸ばした髪の毛を誰かのために利用することはできないだろうかと考えている人もいるはずです。
実は、医療用ウィッグとして利用してもらうために、美容院でカットして寄付することができます。
どこの美容院でも受け付けているわけではありません
早速、いつもの行きつけの美容院でカットしてもらってその髪の毛を寄付しようと考えるかもしれませんが、どこでも良いというわけではありません。
医療用ウィッグを作る団体があり、そこと提携しているところであれば話が早いです。日本全国で提携している美容院はありますが、決して数が多いわけではないので、いつも行っているところが提携しているとは限りません。
ほとんどの人はいつも行っているところでカットしたいでしょうから、美容師さんにヘアドネーションのことを聞いてみてください。ヘアドネーションはもともと海外で行われていたことですが、日本でも行われるようになった髪の毛を寄付して医療用ウィッグを作ることです。
自分も協力したいと言えば、もしかしたら協力してもらえるかもしれません。ただし、必ずしも協力してもらえるとは限らず、断られてしまう可能性もあるのでそこまで考えておいた方が良いです。断られてしまった際には、他を探してみてください。日本全国には何万件もの美容室があるので協力してくれるところを探しましょう。
協力しているところを探して行ってみませんか
ヘアドネーションと検索してみると、その団体のホームページを見ることができます。そして、ヘアドネーションに賛同している美容室を日本全国で検索することもできるので、興味がある人はこちらを利用してみてください。
すると、自分が住んでいるところから行きやすい場所で見つかるかもしれません。最初からヘアドネーションに賛同していることがわかっていますから、話も早いです。
手際よくヘアドネーション用に髪の毛をカットしてもらえますし、予約する時に一言髪の毛を寄付したいと伝えるだけで良いです。提携していることもあって、美容師さんもどうやってカットすれば良いのかをわかっています。
他にも協力してくれるお客さんの髪の毛を切っている実績もあるので安心して頼むことができます。
自分で発送する場合に気を付けることとは
カットしてもらうことはできても、発送は自分で行うことがあるかもしれません。カットする際に、髪の毛をいくつもの束に分けておいてからカットしてもらってください。
ゴムでしっかりと束がバラバラにならないようにしておかないといけません。また、髪の毛が完全に乾いていないとカビが生える恐れがあるので、発送する前に必ず確認してください。
必ずビニール袋に入れて、宅配便などを使って送るようにしましょう。髪の毛の長さは31cm以上ないといけないので、カットする際に必ずどれくらいの長さがあるのかを確認しましょう。
これらを確認した上で、髪の毛をヘアドネーションの団体に送ってください。ホームページを見て手順を確認しておくと良いです。最初から最後まですべてを協力してもらえるところばかりではないので、自分で発送しなくてはならないこともあります。そう言う時は以上のことに気を付けてください。
徐々に協力する人が増えていますが、まだまだ医療用ウィッグを作るために必要な髪の毛は不足しています。協力したい人は、積極的に髪の毛を伸ばして寄付してください。
どこでも必ず協力してくれるわけではありませんし、カットする時に手間がかかるために断られることがあるかもしれません。賛同している美容室を利用すれば、断られるどころか手際よくカットしてもらえるので利用してみてください。
長くのばせば伸ばすほどロングのウィッグを作ることができるのでより利用する人達に喜ばれます。