自宅でセルフカットしたい!医療用ウィッグをきれいに切るには?
医療用ウィッグも購入したときのままではなく、自分の理想のスタイルにカットしておしゃれを楽しみたいですよね。しかし、カットを失敗してしまうとウィッグを台無しにしてしまう可能性もあります。そこで、この記事では好きな髪型にきれいにカットできるように、医療用ウィッグのセルフカット方法についてご紹介します。
ウィッグを切るときに必要なものは?
ウィッグを自分で切るときに必要となるものを4つご紹介します。
1つ目は「ハサミ」です。自宅にあらかじめある文房具用のハサミでも切ることはできますが、切れ味のよいステンレス製のハサミを使用することでスムーズかつきれいに切ることができます。また、普通のハサミに加えてすきバサミも合わせて持っておくのがおすすめです。普通のハサミで長さやだいたいの形をそろえたあとにすきバサミで量を調整することで、より自然な仕上がりになります。
2つ目は「コーム」です。コームはカットしながら毛流れを整えたり、ブロッキングしたりするときに役立ちます。高価なものを用意する必要はなく、100円均一に売っているコームで充分です。
3つ目は「ヘアゴムやヘアピン」です。ブロッキングした髪を固定するために使用します。輪ゴムでも代用可能です。
4つ目は「マネキン」です。自分でウィッグを着用して切るよりもマネキンに被せてカットする方が後ろの髪の毛もカットしやすく便利です。マネキンを使用してカットする場合、マネキンは人間の頭よりも小さいサイズに作られているので、タオルを巻くなどして自分の頭のサイズに近づけてからカットしましょう。
セルフカットの基本
カットに失敗してせっかく購入したウィッグを台無しにしてしまわないために、セルフカットの基本をご紹介します。まず、ブロッキングをします。前髪、左右の耳付近、後ろの髪の上半分、後ろの髪の下半分といったように4つにブロッキングするのがおすすめです。
ブロッキングした髪の毛はクリップで留めてもいいですが、ヘアゴムや輪ゴムで留めると落ちにくくしっかりと固定できます。ブロッキングができたら次にカットに入ります。人差し指と中指をまっすぐにして切りたい部分の髪の毛を挟み込みこみます。
そして、挟んだ指に沿うような形でまっすぐ髪を切ります。まっすぐカットすることで毛先がきれいにそろいぱっつん状態になりますが、あとですきバサミを使用すれば自然な髪の毛になるので、まずは好みの長さにそろえましょう。好みの長さにそろったらすきバサミで毛量を調整して仕上げましょう。
思いどおりに切るためのコツ
思いどおりに切るためのコツは、ブロッキングした後ろ髪の下部分からカットすることです。この部分からカットしていくことで、もし最初に少し切りすぎてしまったとしても、あとから上部分の髪が被さってくるので目立たなくなります。
また、まっすぐきれいに切る自信がない人は、セロハンテープやクラフトテープを切りたいラインにまっすぐ貼り、貼ったテープに沿って切ればきれいに切ることができます。髪の毛を指で挟んで切るのが難しいと感じる人は試してみてください。思いどおりに切るためのコツをご紹介しましたが、カットに慣れていない場合は、失敗してウィッグを台無しにしてしまう可能性もあります。
切ってしまった髪を戻すことはできないので、セルフカットで失敗してしまうとせっかく購入したウィッグを着用できなくなります。ウィッグの販売店によっては、カットを行ってくれるところもあります。ウィッグのカットに慣れていない人や失敗するのが不安な人は、できるだけウィッグのカットに慣れたプロに依頼しましょう。
医療用ウィッグも自分でカットしてスタイルを変えて楽しむことができます。しかし、ヘアカットに慣れていない場合は、毛先がガタガタになってしまったり、切りすぎてしまったりする可能性もあります。失敗してしまうとウィッグが着用できなくなります。大切なウィッグを台無しにしないためには、カットに慣れたプロに任せるのが安心です。自分の理想の髪型になるようきれいにカットしておしゃれを楽しみましょう。