医療用ウィッグが傷んでしまう原因とは?
格安でも直ぐに壊れたり、傷んだりすれば、結局は高い買い物になります。
では、どんな行為がそうしたことに繋がるのでしょうか。
大事になる事柄を知ることで、医療用ウィッグも長く愛用することができますから確認しましょう。
絡ませないようにブラッシングする
何を選んでも消耗品である以上は新しい製品へと買い換え交換が必要にはなりますが、それでも長期的に装着することを考えれば、日々装着する医療用ウィッグの扱い方には注意が必要です。
傷んでしまう原因というのは、被り方が雑作であったり、日々の手入れの方法に間違いがあるからです。
耐久性があるから、使い勝手がしっかりしているからと、雑に扱っていては人工毛も人毛でも傷む原因になります。
有機栽培で育ったオーガニックなコットンを使用したインナーキャップ付きの医療用ウィッグもありますから、素材に合った手入れは大切です。
汗をかいたのにそのままの状態で放置すれば、雑菌が発生したりカビになったり、それこそ汗の成分が傷む原因にもなります。
かゆみが発生して、爪を立てて掻く、こうした行為も人毛では切れ毛などを起こしてしまいますから注意しましょう。
例えばロングタイプを装着するならば、ブラッシングも行うでしょうが、傷んでしまう原因は間違ったとかし方にあります。
パーマやカールがかかっている場合、静電気などによって絡まりやすくもなります。
人工毛に特にある現象で、繊維1本1本が絡まり、力任せにクシを入れてとくことは避けましょう。
取り外してからブラッシングする際は、優しく丁寧に、ゆっくりとクシを入れますが3段階ほどに分けます。
下を先にとかし、真ん中にクシを入れて下までとかし、最後に上からクシを入れて下までとかすのがコツです。
専用シャンプーで洗わないことが原因
医療用ウィッグが傷んでしまう原因としては、頭に装着するため、どうしても汗や埃の汚れがあります。
特に医療用ウィッグならば清潔な状態を保つことが必要ですから、定期的に洗いましょう。
しかし傷む原因は、この洗うことにもあります。
各メーカーで製造方法も違い、中には洗えない製品もあります。
知らずに洗ってしまえば、型崩れや色落ちしてしまい、劣化を早めてしまいます。
傷みが気になるならば、購入したお店にメンテナンスが依頼できますし、国際規格を遵守してそれに基づいたメンテナンスサービスがウリですから利用しましょう。
洗うだけで傷むワケではないにしても、原因として挙げるならば専用シャンプーを利用していないことです。
医療用ウィッグは、人毛部分以外にも様々なパーツで作られているので、それ専用の洗浄成分を配合しているシャンプーで洗う必要があるのです。
また、水圧で傷むケースもあり、シャワーでザーッと洗ってしまうのではなく、洗面器などにぬるま湯を張り、その中で優しく手洗いしましょう。
保管する場所はスタンドと決めるべき
傷んでしまう原因に熱が挙げられます。
ドライヤーを使って乾かす人もいるはずですが熱に弱いのが難点ですから、自然乾燥が適しています。
また、保管にも注意が必要です。
毛が折れ曲がってしまったりクセが付いてしまわないよう、自分の髪と同じように扱いましょう。
ウィッグスタンドを使わないケースでも傷むようで、放置した場所によっては医療用ウィッグが物の下敷きになったり、床に放置していて踏んでしまうことにもなりかねません。
衛生面を保つためにもウィッグスタンドを使用しましょう。
また、キッチンやバスルームなどの高温多湿の場所も避けましょう。
肌に直接触れることになるので、管理が悪いと雑菌が繁殖してしまいます。
医療用ウィッグは品質がよいものの、傷みが原因で交換が直ぐに必要になれば、元も子もなさすぎます。
洗い方や乾かし方、普段からの手入れをはじめ、保管場所にも注意しなければならないことは、購入する前から知っておきましょう。