医療用ウィッグは人毛でないと不自然に見える?
抗がん剤治療や脱毛症など病気が原因で髪が抜けてしまう人は少なくありません。
そして脱毛時には医療用ウィッグを用意することが多くなっています。脱毛部分をカバーできることはもちろんですが、本物の髪のように自然になじむことが大切です。
ここでは不自然に見えてしまう原因と、より自然に見えるウィッグの選び方について書いていきます。
人毛のウィッグを選ぶメリットを知る
抗がん剤治療などで一時的に髪を失った場合も、医療用ウィッグがあればすぐに髪のボリュームを取り戻すことができます。脱毛部分をカバーできるだけではなく、脱毛による精神的なダメージを抑えるのにも役立つ存在です。
そしてウィッグもただ脱毛部位を隠すだけではなく、不自然にならずにできるだけ本物の髪のようになじむことが大切です。見た目を重視するならやはり人毛100パーセントのウィッグは向いていると言えるでしょう。
まず、本物の髪なので不自然な艶がなく手触りも自然です。さらに人毛のウィッグはヘアカットもしやすく、より顔や頭の形に合わせることもできます。熱にも強いのでドライヤーやアイロンなどのヘアアレンジができるのもメリットと言えるでしょう。
カラーリングができるので髪色を好みに合わせて変化できるのも人毛の良いところです。
人毛と人工毛をミックスしたウィッグも人気
人毛ウィッグには多くのメリットがありますが、やはり価格は高価になる傾向があります。できることならより安価で購入したいと考える人もあるのではないでしょうか。
より安価なものとなると人工毛のウィッグがあげられます。人工毛の場合も現在ではかなり自毛に近いものも登場していますし、軽くてお手入れがしやすいのもメリットです。とはいえ、やはり人工毛100パーセントとなると不自然さが出やすい傾向にあります。
自然になじませるのであれば人工毛と人毛のミックスタイプにも注目してみましょう。人毛の歩合を多めにすればより自然さを得ることができますし、人毛100パーセントのウィッグに比べて安く入手できる傾向にあります。
人工毛は熱に弱いものもありますので、ドライヤーなどでスタイリングをしたい場合は耐熱性のものを選んでおくと良いでしょう。人工毛の場合はヘアカラーやパーマが利用できないものも多くなっていますので、アレンジを楽しみたい人は注意も必要です。
自然になじませるならサイズが合うものを選ぼう
医療用ウィッグを自然になじませるには毛質は重視したいところですが、サイズが合っていないことも不自然に見えることにつながります。購入の際はサイズを確認し、正しい被り方をマスターしておくことも大事です。
そして脱毛の具合によってサイズも変わってきますのでサイズ調整がしやすいウィッグを選んでおくことも大事です。ウィッグがずれることも不自然に見えることにつながりますので、着用時には滑り止めにもなるアンダーネットを利用すると良いでしょう。
それから分け目やつむじ部分の作りが良くないと不自然に見えますので、こうした部分も丁寧に作られているかを確認しておきます。
手植えと機械植えでは手植えのほうが高価になる傾向にありますが、手植えは根元がふんわりとしてより自然に見えるというメリットがあります。購入する際はどのような植え方なのかも確認しておくと良いでしょう。
抗がん剤治療や脱毛症などで一時的に髪が抜けた時に、は医療用ウィッグが脱毛部位のカバーや精神的な負担を減らすのに役立ってくれます。
そしてウィッグはただ脱毛部分が隠せれば良いというわけではなく、できるだけ自然な仕上がりになることも大切です。購入時には毛質をよく確認しておき、自然に見えるタイプを選びましょう。
アレンジを希望する場合はヘアアレンジがしやすい毛質を選ぶことも大事です。分け目やつむじ部分が丁寧に作られているかも調べておきたいところです。